板バネ活用事例

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単発曲げ加工

単発曲げ加工
【 DATA 】
材質:SK85(炭素工具鋼)
板厚:1.6mm
加工:プレス(単発3工程)、バレル研磨、熱処理、黒染め処理

弊社は順送プレス加工での対応を得意としておりますが、ロットが少ない製品や順送プレス加工で不向きな形状の製品に関して、単発プレスでの対応をご提案させて頂くことも可能です。
こちらの製品に対しては3工程かけて単発プレス加工を実施しており、内径の真円度を出すために、1回目の曲げでウェーブ状に曲げ、2回目の曲げで奇麗なリング状に成形しております。

薄い板バネの加工

薄い板バネの加工
【 DATA 】

材質:SUS301CSP-EH(オーステナイト系ステンレス)
板厚:0.13mm
加工:プレス

板厚0.13mmと薄いステンレス材を順送金型で加工しております。
バーリング部分は板厚込みで高さ0.8mm程度あり、加工時に割れが発生しないように成形方法を工夫しております。

小さい板バネ製品

小さい板バネ製品
【 DATA 】

材質:SUS301CSP-3/4H(オーステナイト系ステンレス)
板厚:0.3mm
加工:プレス

高さ7mm、板幅4mmほどの小さい板バネ製品です。
両側に1.5mm程度の切り曲げもあり、加工が難しい形状ではありますが、弊社では順送金型で加工しております。
マッチングの大きさにも注意して対応しております。

ステンレスのバレル研磨

ステンレスのバレル研磨
【 DATA 】

材質:SUS301CSP-3/4H(オーステナイト系ステンレス)
板厚:0.8mm
加工:プレス、バレル研磨

製品を加工後、バリを除去するためにバレル研磨処理をした製品です。
見栄えを良くするために、バレル研磨で光沢を出すことも可能です。
板厚が0.8mmあるステンレス材であっても、バレル研磨時に多少の変形が発生し、寸法が安定しないことがあるため
弊社ではノウハウを駆使して品質安定に努めております。

板バネの低温黒色クロムメッキ

板バネの低温黒色クロムメッキ (1)
板バネの低温黒色クロムメッキ (2)
【 DATA 】

材質:SUS304CSP-H(オーステナイト系ステンレス)
板厚:0.2mm
加工:プレス、低温黒色クロムメッキ

低温黒色クロムメッキ処理は、合金のような黒色の金属表面を作り出す特殊な表面処理です。
優れた光学的特性を持った処理で、この製品は乱反射防止が必要な部分に使用頂いております。
薄膜ですが、耐食性にも優れております。

複相系ステンレス鋼での製品加工

NSS DP-2加工事例
【 DATA 】

材質:DP-2(複相系ステンレス)
板厚:0.6mm
加工:プレス、バレル研磨

大きさ40mm程度の製品で、順送プレス金型にて加工しております。
加工性や強度が優れているNSS 431DP-2(日鉄ステンレス製の複相系ステンレス鋼)を使用頂いております。
SUS301材やSUS304材と比較して、ニッケルの含有量が少ない為、市場の相場変動の影響を受けにくいというメリットがございます。

板バネ(HT1770)の時効処理

板バネ(HT1770)の時効処理
【 DATA 】
材質:HT1770(析出硬化型ステンレス)
板厚:1.0mm
加工:プレス、時効処理(析出硬化処理)

HT1770材は適切なバネ性を得るために時効処理(析出硬化処理)という熱処理が必ず必要になります。
時効処理前の表面はステンレス色ですが、時効処理後は銅に近い色へ変色します。大気中の酸素と反応して材料表面の酸化被膜が変色し、このような色になるのですが、性能上の問題はございません。
また、HT1770材は冷間加工状態での成形性が良く、カール曲げなど通常のステンレス材では難しい加工も対応可能です。

小型ダウンライト用の板バネ

小型ダウンライト用の板バネ (1)
小型ダウンライト用の板バネ (2)
【 DATA 】
材質:HT1770(析出硬化型ステンレス)
板厚:0.3mm
加工:プレス、時効処理(析出硬化処理)

大きさ20mm程度とダウンライト用板バネとしては小型ですが、通常のSUS鋼よりも高いバネ性が求められるものです。
成形加工性が良く、優れたバネ特性を持っているNSS HT1770(日鉄ステンレス製の析出硬化系ステンレス)をご提案し、加工しました。

薄い板バネへのメッキ処理

P1170673
【 DATA 】
材質:SUS301CSP-1/2H(オーステナイト系ステンレス)
板厚:0.2mm
加工:プレス、金メッキ(ラック処理)

腕時計に使用されている電池の端子部品です。
板厚0.2mmと薄い板バネに金メッキを施しており、製品が変形しない様に1つ1つをラックに吊って処理(ラック処理)しております。
ノウハウを活かして、吊り跡ができるだけ残らないように対応しました。

ロックバネ

ロックバネ
複数の加工方法(ロックバネの場合)
【 DATA 】
材質:S50CやS60C(炭素鋼)
板厚:0.5mm~0.7mm
加工:プレス、熱処理、カシメ、表面処理(三価クロメート処理とベーキング処理、ディスゴ処理など)

工事現場の足場や高枝切りバサミ、雪かきスコップなどの、パイプとパイプを繋ぐ方法として板バネを使用頂いております。
板バネ側の係合突起によりパイプ同士を繋ぎ、固定します。
加工方法は大きく2種類に分かれ、係合突起用のピンをカシメしているものと、絞り加工で突起を成形しているものががございます。
パイプ径も様々ですので、費用や用途、サイズに合わせた設計・加工方法を弊社ではご提案させて頂いております。

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