モノには硬さがあります。誰だって知っていますよね。
「このフランスパンは硬くて歯が折れそう。」「金属の中では金が一番軟らかいんだ」とか、ものの硬さについて話すことはありますがフランスパンと金では金のほうが硬いということは誰だって知っていますよね。
でもその硬さの違いって何なのでしょう?
長さや重さなら簡単に違いを比べることができますが硬さについては何かの基準を設けて比較するしかありません。
身近な硬さ基準では、モース硬さがあります。1から10までの硬さがあり1が最も軟らかく10が最も硬いものとなります。
1:滑石
2:石膏
3:方解石
4:蛍石
5:燐灰石
6:正長石
7:石英
8:トパーズ
9:鋼玉
10:ダイアモンド
ダイアモンドが一番硬い鉱石といわれるのはこのモース硬さが基準となっています。
硬さの基準はこのほかにもロックウェル硬さ、ビッカース硬さ、ブリネル硬さ、ショア硬さ、ヌープ硬さなどがあり主に工業製品の素材に対して硬さ測定がされます。
昭和スプリングが作る板バネでは、主にビッカース硬さやロックウェル硬さの測定を行ないます。
硬さの数値が大きくなるほど硬いものとなりますが、逆に脆くなってしまいます。